today::エンジニアに憧れる非エンジニア

今のところは、エンジニアとは言えないところの職種です。しかしエンジニア的なものの考え方に興味津津。

【まとめ】第16回 redmine.tokyo 勉強会

去る5月18日、東京都内で開催された第16回勉強会 - redmine.tokyoに行ってきました。その内容のまとめです。私自身は、 Redmine というツールそのものより、タスク管理手法の改善に関心があり、その中でも代表的なツールとしての Redmine 、ということで勉強会に行ってきました。

【講演】Redmine 4.1 新機能選抜総選挙g_maedaさん)

現在の Redmine におけるトップコミッターとしても活躍中の g_maeda さん。そんな氏による、開発中の Redmine 新バージョンである Redmine 4.1 についての発表です。

前回のバージョンアップである Redmine 4.0 は、フレームワークの移行( Rails 4.x 系から Rails 5.x 系へ)が中心で、新機能は最小限であったとのことです。一方 4.1 では、かゆいところに手が届く機能追加が多く行われたとのことです。

  • 画像をアップロードすることなく、クリップボードから直接ペースト
  • PDF添付ファイルのサムネイル表示
  • ガントチャートの機能改善
  • ユーザーの新権限の追加
    • 他のユーザーの作業時間の入力
    • 自分が追加したチケットの編集
  • その他いろいろ

発表聞いていた時点では、新バージョンを4.2だと思ってました。あとから見返してみて「あっこれ新バージョン4.1だ…」と思いながら書いています。

View Customize

Redmine拡張機能の中でも、圧倒的に人気が高いのが View Customize 。一定の技術さえ有していれば、 Redmine のフロントエンドを文字通り好きなようにカスタマイズできる、そんな拡張機能です。今回、 View Customize 絡みの発表が、講演2件LT1件ありました。

講演2つは、正統派といえる View Customize の使い方に関する発表であると認識しました。利用者の技術レベル、導入組織における Redmine の導入目的、導入組織における用語の使い方。そういった前提条件を踏まえ、ユーザーフレンドリーな Redmine の運用を実現するためのツールとして、 View Customize が大変効果的なツールであることがよくわかりました。

forenoonM さんのLTで言及されている内容は、変態に技術を与えた結果がこれだよ!系の魔改造を可能にする技術、という感じです。可能性が膨らみます。世の中を変えるようなコンピュータープロダクトは、変態に技術を与えるところから始まるのです。

【LT】チケット文化定着までに気をつけたこと - @yuki476さん

「まず動くものを作る。美しいものを作るのはその次。」というのは、アジャイル開発だかの記事でも聞いたことがあります。「最初に導入を決めた目的を見失うな」「一度に変える量はユーザーに面倒くささを感じさせない程度、少しずつ変えていけ」「方向性が間違っていなければ、時間が経てば結果はついてくる」といった進め方は、 Redmine に限らず、一般的な改善プロセスにも広く適用できそうです。

その他

アジャイルウェア・堂端さんのLT、サンプルプロダクト名が盛りまくったパワーワードすぎて、そのインパクトに圧倒されました。「意識高いプロジェクト」の「スマートな機能」はさすがにお腹がよじれます。