7月4日から5日にかけて、題名記載の研修を受講してきました。その目的、ならびに、受講者に望む取り組み方についての話のまとめです。
研修目的
主に「安全な現場をつくること」が研修の理念として設定されていました。コンストラクションマネージャという立場で、安全という理念を達成するため。そのために、人を動かす力(ヒューマンスキル)・考える力(コンセプチュアルスキル)を涵養していく。という大筋のようでした。
業界の現状については、部外秘であろうということで言及しないでおきます。説明に使った紙が回収されたためです。
研修への取り組み方について
以下見出しに示す4つのテーマが強調されていました。
明るく楽しく
「暗く苦しい雰囲気では、せっかくの研修内容も身にならない」という話がされていました。
私としては、「主体性を持って取り組むことが重要である」と認識しました。
- 受講者がやらされ感を強く感じている
- やらされ感が傍目から見ても表れている
- 誰もが「早く帰りたい」という気持ちありきで研修に臨んでいる
上記箇条書きのような環境のもとで研修が進んでしまうと、中身が如何に有用であっても身にならないというのは容易に想像できます。
積極的に
- 内容に関係なく、発言という事実そのものが尊重されるべき
- 間違いを過度に叱責してはならない
- 適度に反応すること
- 全く反応されないのは、発言者に負の感情を抱かせることにつながる
「積極的に」というテーマ設定については、上述箇条書きのようなことが説明されていました。
ルールを守る
開始時間は守る
各人年収450万円・日拘束時間8時間・月出勤日数20日とすると、時給換算2343円/人時。分単位に換算すると、39.05円/人分。一方、研修参加者は約25人。講師・運営者コストを含めない乱暴な試算ですが、研修受講者全体で1分あたり約1000円が費やされている…ということなのですよね。そこを意識してほしかったのだと思います。
※研修受講者は、残業代から出る職位から選定されていました。すなわち、拘束時間に対して給与が支払われる職位ということです。ゆえに、上述のような単純な計算でも問題なかろうと考えています。
あいさつ
特に「語先後礼」が強調されていました。テレビニュースで謝罪会見が映されたときに、経営陣総出で行われている礼の形、といえば分かる人が多いのではないかと思います。
職場で実践すること
Off-JTとしての研修であるゆえ、職場で実践されることが前提です。実際、職場での実践計画というテーマの事後課題も課されました。
私としては、「職場外での実践」というのも重要ではないかと考えています。ヒューマンスキルやコンセプチュアルスキルは、職場外におけるマネジメントにも広く必要とされるスキルであるからです。具体的に必要になりそうな場面としては、就学段階以降の子育てとか、職場外のサークル活動とか、場合によっては出版活動とかですね。
一方で、職場での実践については、正直なところ不安が非常に大きいです。仕事内容が新入社員と大きく変わらないままですし、部下も有していないですし、何を実践すればいいのかが見えてきません。