ダーツが生きがいとなっている98歳女性
twitter.com98歳女性、ダーツが生きがい 津波で自宅流され「今この瞬間を大切に」 https://t.co/o4gW79ehBP
— 河北新報オンライン (@kahoku_shimpo) 2023年3月7日
2023年3月8日付け、河北新報ONLINE上に掲載された記事です。
6年前というと、この記事に登場する女性がダーツを始めたのは92歳前後ということになります。
また、女性が参加している交流会は、他の参加メンバーも多くが80歳代とあります。
「80歳代、90歳代でも、プレイする側としてダーツを楽しむことができる」「90歳代でダーツを始めた人が実際に居る」…この記事一つでも、ダーツが年齢問わず楽しめるスポーツであることはよくわかります。
ダーツの対象年齢は、4歳から100歳以上まで
ダーツの大きな魅力の一つは、「何歳でもプレーする側として楽しむことができる」というものです。
上述エスダーツマガジンの記事は、小学生向けのダーツ体験会に関する記事です。
対象年齢下限の4歳というのは、「およそ20グラムくらいの物体を投げる」という身体運動が可能になる一般的な年齢です。「およそ20グラムくらいの物体を投げて、的に命中させることができる」という条件を満たすことができる身体能力があれば、ダーツはその時点で始めることができます1。
対象年齢上限のほうはどうでしょうか。「およそ20グラムくらいの物体を、2.5メートル弱離れた、高さ1.7mほどの場所にある的に向かって投げて、的に命中させることができる」…以上の要件を満たす身体能力さえあるならば、年齢関係なく、いつまでもプレーする側としてダーツを楽しむことができます。加齢とともに急激に衰えていく筋力・瞬発力・持久力は、ダーツをプレーする上では決定的となる身体能力ではありません。それよりもダーツに求められるのは、毎投同じ動作を繰り返すことができる身体動作の精度、精神的重圧に関係なく同じ動作を繰り返すことができるメンタルの強さ、どのようなルーティンをすれば毎投同じ動作を繰り返せるかについての自己理解…そういった能力のほうです。100歳以上でもダーツをプレーする側として楽しむことは可能なのです。冒頭で取り上げた「ダーツが生きがいとなっている98歳女性」という記事は、その象徴的なトピックと言えると思います。
私自身もダーツやってます
実は、私自身も昨年夏くらいからダーツをプレイしています。この記事を投稿した時点では、週に数日、主にインターネットカフェでダーツをプレーしています。
ダーツに限らず、「生涯スポーツと言うに値するスポーツ」に興味があります。「一般的な競技スポーツより参加の敷居が低い」「筋力・瞬発力・持久力が決定的な要素とならない」といった要素を持ったスポーツですね。具体的な種目としては、ビリヤードやボウリングなどといったところでしょうか。現在のところプレーまでしているのはダーツのみですが、そのようなスポーツがもっと広がればいいなぁとは思っています。
いや、それにしても「92歳前後でダーツを始め、今も元気にダーツをプレーする98歳女性」というのは、人生の到達点の姿として理想の形の一つと言っていいのではないでしょうか。その年齢まで、世の中の様々な事柄に興味関心を失わず、いつまでも若々しく生きていたいものです。