前書き
「長距離フェリーに乗りながらProgate」ということをやってみました。 その時に考えたことのレポート記事です。
航路による向き不向き
好都合…太平洋フェリーの仙台→名古屋航路
太平洋フェリーの仙台→名古屋航路は、「長距離フェリーに乗りながらプログラミング学習」には好都合な環境と思います。 理由は以下です。
- 航路全区間の大半にわたり、4G回線に問題なくアクセス可能
- 特に日中時間帯は、比較的陸地に近い場所を航行する
- 日中にまとまった時間がとれる
- 1日目午後…仙台出港から房総半島沖合まで
- 2日目午前…静岡県沖合から名古屋入港まで
やや不都合あり…苫小牧発着諸航路
以下が苫小牧発着諸航路の例です。
苫小牧発着諸航路においては、「長距離フェリーに乗りながらプログラミング学習」は十分に成り立ちます。 しかしながら、「苫小牧〜恵山沖〜下北半島沖で4Gの電波が入らない海域を航行する」ことによる支障があります。 苫小牧発着諸航路でプログラミング学習を行う場合、できれば当該海域を夜間に通過する便を選びたいものです。
一長一短…瀬戸内海航路
以下が瀬戸内海航路の例です。
- 阪神〜新門司航路
- 阪神〜大分エリア航路
- フェリーさんふらわあの大阪南港〜別府航路
- フェリーさんふらわあの神戸〜大分航路
瀬戸内海であれば、全体的に4Gの電波が入る海域が多く、この点ではプログラミング学習に好都合と言えます。 一方で、瀬戸内海航路は航行時間12時間程度であり、睡眠時間・食事時間・洗面時間等を差し引くと、実際にプログラミング学習に割くことができる時間はさほど多くありません。
不向き…日本海航路
以下が日本海航路の例です。いずれも新日本海フェリー運航です。
これら日本海航路は、4Gの電波が入らない海域を航行する時間の比率が高いです。 日本列島の形状から、日本海航路は陸地から離れた海域を航行するためです。 特に北海道〜若狭湾航路の場合、航行20時間の大半の時間で電波が入らないでしょう。
長距離フェリーで実現するワーケーション
以下のような条件を満たすのであれば、「長距離フェリーで仕事を進める」ということも可能かと考えています。
- 主にPCを用いる仕事である
- 航路全体において、大部分の区間で電波が入る
長距離フェリーで使われるような船の場合、全長200m前後の大きさがあり、仕事中の気分転換に用いることができそうな設備も用意されています。 「1つの場所に留まり続けることにより、アイディアが煮詰まってしまう」という悩みとは縁遠いのではないでしょうか。
特に「同じような場所、同じような状況が続いている中で何かをしようとすると、どうしてもマンネリ化してしまう」という人には、「長距離フェリーで実現するワーケーション」という仕事のスタイルはおすすめできます。