today::エンジニアに憧れる非エンジニア

今のところは、エンジニアとは言えないところの職種です。しかしエンジニア的なものの考え方に興味津津。

【社内研修】コンストラクションマネージャ研修(前期) - 個人的感想…PDCAについて

研修内容において、「PDCAの重要性」が強く謳われていました。また、会場となった研修センターの中にも、「新たな時代にPDCA」という標語を含むポスターが掲出されていました。

個人的には、研修内容やポスターの内容が言いたいことよりも先に、「世間一般における物事の変化速度に対して、通信建設業界における物事の変化速度はあまりにも遅すぎるのではないか」という考えが頭をよぎりました。

  • PDCA、というかその前提となる計画が意味をなさなくなるほどに周辺環境や競争条件が目まぐるしく変化していく時代になった
  • PDCAが回らないほど競争環境が不確実な市場分野は、今後も増加していく

私自身は上述箇条書きのように考えているのですが、どうやら通信建設業界の総意としてはそうではないようです。確かに「歴史が長い業界であり、確立された仕事のやり方が存在する」「国内相手の業界で、非競争的で、参入障壁が高く、今後の業容拡大も見込めない業界である」というのは事実なので、そうした中での生存戦略としては、「確立された仕事のやり方を維持し、PDCAを回していく」もアリなのでしょうが…個人的には違和感が強いです。むしろ、「30代中頃・転職経験なしという経歴を考えると、これほどのぬるま湯業界にこれ以上身を置いていては、自分自身のエンプロイアビリティも致命的に失われる」という危機感すらあります。