今年も個人目標設定・期首面談の時期がやってきました。しかしながら、個人目標設定に大変悩んでいます。個人目標設定の前提となる所属部署の組織目標が、目標の体を成していないのです。
組織目標に並ぶ言葉は、「効果的な」「推進」「明確化」「改善」「支援」「徹底」「活性化」「向上」といった抽象的な言葉ばかり。こうした抽象的文言には、確かに理念・目的としての価値はあります。
しかしながら、今組織目標として提示されているものは、目標としては不適切ではないかと思うのです。目標というのは、達成するためにあるものです。当然そこには、「達成度合いを測定し、客観的に判断する」というプロセスが入ってきます。抽象的文言を目標としてしまうと、達成度合いを測定できないですし、客観的に判断することもできないのです。極端な話、「結局は上司の好き嫌いによって判断されてしまうのではないか」という疑念すら浮かんできます。
しかも現職所属会社は、非競争的事業を生業とし、年功序列が根強く残り、顧客企業からの天下りもあるという大企業です。こうした疑問を持った時点で見切りどきなのでしょうかねぇ…?