today::エンジニアに憧れる非エンジニア

今のところは、エンジニアとは言えないところの職種です。しかしエンジニア的なものの考え方に興味津津。

「現場作業員のスキルレベルの調査」という仕事のワークフローに絶望。

「現場作業員のスキルレベルの調査」というテーマで、以下のようなワークフローで進めている仕事に従事することになりました。

  1. 本社社員がExcelで入力様式(VBAマクロによる入力フォーム・分析機能もセット)を作成する
  2. 現場事務所の管理者が、作成した入力様式を現場作業員の数だけ印刷する
  3. 現場作業員に、印刷した入力様式に自筆で記入させる
  4. 現場事務所の管理者が、現場作業員に記入させた入力様式を取りまとめ、宅配便等で送付する
  5. 本社社員が、現場事務所から送付された入力様式の内容を1.で作成したExcel様式に転記する

「本社社員として、現場事務所から送付された入力様式の内容をExcel様式に転記しなければならない」というのが私の仕事です。しかし、ワークフロー全体を考えたとき、私は絶望を強く感じています。理由は以下のような感じでしょうか。

  • 宅配便等の送付費用や、物理的な実体を送付することによるタイムラグの存在が無駄だと思う
  • 本社社員の給料は決して安くなく、このような作業に時間を使わせるのは人件費の無駄遣いと思う
  • 個人のスキルアップにつながりにくい単純作業であるため、作業に従事する社員の就労意欲を損ねるだけでなく、エンプロイアビリティをも損ねる
  • 入力フォーム・分析機能を入力様式に持たせるのは、アンチパターンに該当する手法だと思う
    • 入力様式のデータが無駄に重くなる
    • データ構造等を変更するために発生するオーバーヘッドが大きくなる

現場事務所によっては、現場作業員に自筆で記入させるのではなく、Excelの入力様式に入力したものをDVDで送付してくるところもあります。しかしその方式にしても、物理的実体の送付に伴う問題は残ります。

個人的には、以下のような運用がいいのではないかと思います。

  • 入力フォーム・分析機能はG SuiteやOffice365等を使って一元管理する
  • 現場事務所サイドには、GoogleフォームやMicrosoft Forms等で作成した様式に入力させる